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オリンピック 内定選手は約20% 半年で選考進むかが課題に

2021.01.03

 


オリンピック 内定選手は約20% 半年で選考進むかが課題に


 


透明性と公平性


陸連の尾縣専務理事の仰っている「透明性と公平性の選考」についてですが、これを機にわかりにくい選考方法などが見直されてくれると良いかと感じました。見る側にとっては選手個人のストーリーが追いやすくなります。競技によっては選考の当落線にいる選手は、ライバルの少ない海外の選考大会でポイントを稼ぐ戦略をとっている方もおりますがこの様な状況下では、よりシンプルにせざるを得ないです。

 

大会自体の開催の可否が問われている状況ですが、大会運営については、コロナ禍で行ってきたスポーツ興行での観戦スタイルを参考に、未知数で課題もあり多くは現場の工夫によって行われているものですが、多少なりともデータやエビデンスは蓄積されているかと思います。

スポーツ産業のスタークホルダーは複雑に入り乱れているという特徴と特異性があり、五輪規模の国際大会であるとそれがさらに広く大きくなっています。また、世界情勢の影響が大きく反映します。開催の可否の決断は一側面のみでは判断をしかねるかと思います。過去にも中止を余儀なくされつつも運営し通したケースもあり、その点をふまえると新型コロナウィルスを乗り越える意思が開催国の日本とIOCにあると感じています。

決して軽視している訳ではありませんが、第三波が終わった後にワクチンが確立して行き渡ればこの状況も緩和されるのでは、という事を願っています。その為には足元の感染拡大を封じ込める意識が各々に必要な事かと思います。